2008年5月12日月曜日

ニコニコ動画の過渡期と

最近は、本当にニコニコ動画周りがあわただしい。

- http://ascii.jp/elem/000/000/148/148476/

ただの動画にコメントをつけるだけのサービスが、これだけのアイデアを持って
広がり、ビジネスを巻き込んでいっていることは明らかに時代を前に進めているように見える。

彼らは、いつもグレーゾーンに果敢に挑戦して行き、そのなかで白黒をつけていく。
最初から白いものは面白くもなんともない。それがリスクをとってビジネスをやっているということなのだろう。

ニコニコのシステムはしゃべることと書くことの中間を作り上げたことにあるだろう。

- しゃべること
-- そのときその場所にいないと残らない。
--- メリット:発言に対する責任が少なくてすみ、思い切った発言が可能
--- デメリット:後で参照することが難しい。
-- インタラクティブ性が高い
--- メリット:場の雰囲気や勢いで、一時的な盛り上がりを見せることがある。
--- デメリット: その場にいないと体験できないし、後でそのときの雰囲気を再現するのは難しい。

- 書くこと
-- あとで参照できる
--- メリット: 後で参照がしやすい
--- デメリット: 責任が重くなる。下手なことはかけないため、当たり障りのない表現になりやすい。
-- インタラクティブ性が低い
--- メリット: 書き物として残す前に、じっくり推敲することができる。
--- デメリット: 盛り上げたり、価値観を共有するためには緻密さが必要。

そして、彼らはこれを動画鑑賞時だけではなく、さまざまなエンターテイメント体験に対して
このシステムを適応させようとしている。

どうなるんだろうか。

0 件のコメント: